屋根の葺き替え工事です。塗膜が剥がれて錆が出ていた既存の金属屋根を撤去し、野地板(下地の合板)の増し張り・防水ルーフィングの敷設からやり直して、新しい金属屋根で葺き直しました。雪止め金具もあわせて設置しています。


目次
塗り替えではなく、葺き替えを選んだ理由
金属屋根が傷んできたとき、選択肢は「塗り替え」「カバー工法」「葺き替え」の3つです。今回は葺き替えを選びました。
- 塗膜の剥離と錆が広範囲:点々と錆が出ている状態は、塗装で見た目を戻しても、下からまた進みます。
- 下地の状態を確認する必要があった:長く雨を受けた屋根は、金属の下の野地板が傷んでいることがあります。めくらないと分かりません。
- これから何十年使うか:塗り替えは費用が抑えられますが、周期が短くなります。長く使う建物なら、下地から直したほうが結果的に安くつきます。


工程|見えなくなる部分ほど大事です
屋根は仕上がると表面しか見えません。ですが雨を止めているのは、実は表面の金属ではなく、その下の防水シート(ルーフィング)です。
- ①既存屋根材の撤去:古い金属屋根を剥がします。
- ②野地板の増し張り:構造用合板を張り、平らでしっかりした下地をつくります。屋根材を留めるビスが効く面をつくる意味もあります。
- ③防水ルーフィングの敷設:屋根の防水の主役です。軒先から棟へ向かって重ねて張り、雨が入らないようにします。
- ④金属屋根の葺き上げ:縦ハゼ(立平)葺きで仕上げます。継ぎ目を立ち上げて折り込む工法で、勾配の緩い屋根にも対応できます。
- ⑤雪止め金具の設置:屋根の雪が一度に落ちるのを防ぎます。




寒冷地・積雪地の屋根で見ておきたいこと
諏訪をはじめとする信州の屋根は、雪と凍結の影響を受け続けます。次の点は、工事のときに必ず確認しておきたいところです。
- 雪止め:屋根の下が道路・玄関・カーポート・隣地であれば必須です。葺き替えのときに位置と数を決めます。
- 軒先の納まり:氷が張りやすい軒先は、水が回り込みやすい弱点になります。
- 棟の処理:頂上部は風の力が集中します。錆や浮きが出やすいのもここです。
- 勾配と工法の相性:勾配が緩い屋根に瓦や横葺きは向きません。縦ハゼ葺きは緩い勾配でも水を流せます。
こんな症状が出ていたら見せてください
- 屋根の色があせ、点々と錆が浮いている
- 塗装してから10年以上経っている(金属屋根の塗り替え周期の目安)
- 棟や軒先の板金が浮いている・めくれている
- 天井にしみが出たことがある
- 屋根の雪が一度に落ちて、下のものを壊したことがある
昇建では長野県諏訪市・岡谷市・茅野市・下諏訪町を中心に、屋根の葺き替え・板金工事・雨樋の補修を承っています。現地調査とお見積りは無料です。
よくあるご質問
塗り替えと葺き替え、どちらがよいですか?
錆が点在している程度で下地が健全なら塗り替えでも持ちます。塗膜が広い範囲で剥がれている、穴が空いている、雨漏りの形跡がある場合は葺き替えをおすすめします。屋根に上がって状態を確認したうえでご提案します。
既存の屋根の上から新しい屋根を被せる方法(カバー工法)はできますか?
条件が合えば可能です。撤去費と処分費が抑えられる利点がありますが、下地の状態を確認できないこと、屋根が重くなることが弱点です。今回は下地から直す判断をしました。
雪止めは後から追加できますか?
屋根材の種類によっては後付けできます。ただし葺き替えのタイミングで入れるほうが、留め付けが確実で、屋根に穴を開けずに済みます。
工事中、家の中で生活できますか?
できます。撤去のときは音と振動が出ますので、事前に日程をお伝えします。足場を組むあいだは窓の開閉に制限が出る場合があります。
長野県諏訪市・岡谷市・茅野市・下諏訪町を中心に、外構・エクステリア・リフォームのご相談を承っています。お気軽にお問い合わせください。